彼女の首に手をかけた瞬間…

彼女はそれをはねのけた。

しかし、何事もなかったのように振舞っていた。
自分も、何事もなかったかのように、肩揉みを続けた。

その後も、何度か首に手をかけたが、
ことごとくはねのけられ、失敗に終わった。

「死んでしまえばいいのに…」

しばらくしてから、何事もなかったかのように、
普通に会話して、お風呂入って、
ベッドでゴロゴロして…いい雰囲気だったので
エッチでもしようかと…ちょっかいを出していたとき、
彼女が口を開いた…

「目隠ししていい?」

以前泊まったホテルのサービス品でもらった
アイマスクがかばんの中に入っていた。
彼女はそれをしてエッチに臨んだ…

その姿を見て、心が昂ぶった…

それは、エッチで昂ぶったわけではなかった…

「そうだよね、目を合わせたくないんだもんね…」

小声で俺はつぶやいた…

そう、彼女は俺と目を合わせたがっていない…

「そりゃ、そうさ…俺は…俺は…俺じゃない…私は…」


                続く…

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